ちょっと昭和を感じさせる男。
スカジャン、ライダース、アメリカンバイク。
女性ウケは、あまり良くないかもしれないが私から見ると『究極の男のロマン』だ。今年は、バイク仲間で『大間』に行くつもりらしい。
昨年、彼に人生最大の危機が訪れた。
二階の屋根から落ちたのだ。
下はカチカチのコンクリート。二階から落ち、一度一階の屋根でバウンドし、コンクリートへ落下。もし頭から落ちたら………もし脊髄など打ち所が悪かったら………考えたくもない。しかし、ここからが彼の凄い所。屋根でバウンドし上下左右も分からない状態で、なんと彼は両脚で着地したのだ!
並大抵の運動能力ではない。
かかとの骨は砕け、手もついて左肘は少し曲がってしまったけど、今は、ほぼ完治へと向かっている。
彼は九死に一生を得た……いや自ら掴み取った。
後日、彼の母から聞いた話。
普段めったに泣かない彼が、あの時ばかりは泣いていた。ただ痛みで泣いたんじゃない。嫁さんと愛しい息子に申し訳無くて泣いていたんだと………。
本当にいい奴。
太城に感謝。
木村 太城 26歳 O型 団体職員
27/2/11
女性が通いたくなる『床屋さん』
五所川原市 sakuriyo(さくりよ)/理容室